まずは一覧:FundLabの14ツール
やりたいことから選べます。迷ったら、まずは「バックテスト」で気になるファンドを同じ期間で比べるのが分かりやすい入り口です。
FundLabの最大の特徴:861本を実際のファンド名で選べる
FundLabの最大の特徴は、861本の投資信託を実際のファンド名で選択できる点です。他のサイトと異なり、「全世界株式」「米国株式」といったアセットクラス名だけでなく、以下のような実際に購入できるファンドを直接指定して分析できます。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- iFreeNEXT FANG+インデックス
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)…など合計861本
eMAXIS Slim・eMAXIS・楽天・SBI・iFreeNEXT・たわらノーロード・ニッセイなどNISA対応の主要ブランドを幅広く収録し、ゴールド・国内外REIT・一部のアクティブファンドにも対応しています。株式・債券・ゴールド・REITと複数のアセットクラスをまたいだ比較・最適化が可能で、「自分が実際に持っているファンドで検証したい」というニーズに直接応えられます。
NISAで「何に投資すればいいか」迷っている人へ
「新NISAを始めたいけれど、オルカン・S&P500・NASDAQ100・バランス型…結局どれを買えばいいの?」——これは多くの人がぶつかる悩みです。FundLabは特定のファンドを「おすすめ」することはしません。代わりに、候補を過去データで横並びに比べて、自分で納得して選ぶための材料を提供します。
たとえば、こんな使い方ができます。
- 気になるファンドをバックテストで並べ、過去のリターン・リスク・最大下落率・シャープレシオをそろった条件で比較する
- 投資信託ランキングでシャープレシオやリターン順に全体を見渡し、候補をしぼる
- ポートフォリオ最適化で「この組み合わせなら何対何が効率的か」を計算する
- モンテカルロで「月3万円を10年積み立てたらどうなるか」を多数の試行結果の幅で見る
大事なのは、過去の実績が将来を保証しないという前提のうえで、値動きの大きさや下落の深さを「買う前に」知っておくことです。下落局面でどれだけ含み損を抱えうるかを把握しておけば、自分が落ち着いて続けられるリスクの範囲が見えてきます。FundLabは「答え」ではなく「判断材料」を出すツールです。最終的な投資判断はご自身で行ってください。
Portfolio Visualizer(ポートフォリオビジュアライザー)の日本語版を探している人へ
海外の資産分析ツール「Portfolio Visualizer」を使ってみたいけれど、対象が米国のETF・投資信託中心で、米ドル建て・英語表示のため日本の投資信託では使いづらい——そう感じている方は少なくありません。Portfolio Visualizer自体に公式の日本語版はありませんが、FundLabは日本の投資信託に対応した代替ツールとして使えます。
FundLabは、日本で実際に購入できるNISA対応の投資信託を実際のファンド名で選び、すべて円建てで、バックテスト・ポートフォリオ最適化(現代ポートフォリオ理論・効率的フロンティア)・モンテカルロ・相関マトリクスなどを無料で実行できます。Portfolio Visualizerとの対応関係や、日本のファンドで同等の分析を行う手順は、『日本の投資信託をPortfolio Visualizerのように分析する方法』で詳しく解説しています。
円建てシミュレーションとは
FundLabのすべての計算は、投資信託の基準価額(円)をそのまま使用しています。そのため、為替換算が不要です。
たとえば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は世界中の株式に投資しますが、基準価額は円建てで発表されます。FundLabはこの基準価額を直接使って計算するため、日本の投資家が実際に得るリターンをそのまま確認できます。
| 方式 | 計算方法 | 日本の投資家にとって |
|---|---|---|
| ドル建て計算 | 米ドルの価格変動のみを反映 | 為替の影響が含まれない |
| 円建て計算(FundLab) | 基準価額(円)の変動をそのまま反映 | 円建ての基準価額の値動きを確認できる |
「円建てでアセットアロケーションを検証したい」「円建てで現代ポートフォリオ理論の計算をしたい」という場合、FundLabで実現できます。
目的で選べる14の分析ツール
ツール名から選ぶより、「何を知りたいか」で考えると迷いません。FundLabの14ツールは、次の4つに分けられます。
1. ポートフォリオを作る
- 資産配分シミュレーション:株式・債券・ゴールド・REITなどを選び、過去データ上で値動きとリターンのバランスがよかった配分候補を見ます。ファンド名が分からなくても使えます。
- ポートフォリオ最適化:自分で選んだ複数の投資信託について、過去データ上でシャープレシオが高かった配分候補と効率的フロンティアを表示します。
- 配分比率一括比較:2つの資産を100対0から0対100まで10%刻みで計算し、比率を変えるとリターン・下落・終了時配分がどう変わったかを横並びにします。
2. 過去を確かめる
- バックテスト:初期投資額、毎月の積立額、ファンドと配分を入力し、過去の資産推移、CAGR(運用期間全体の1年あたりの伸び)、値動きの大きさ、シャープレシオ(値動きに対するリターンの効率)、最大下落率などを確認します。最大3つのポートフォリオを、同じ期間・同じ投資条件で並べて比較できます。下落が大きかった局面の一覧では、下落率・底の月・回復までの月数も確認できます。
- 積立シミュレーション:投資信託を1本選び、「過去に毎月積み立てていたら」を元本と評価額の推移で確認します。
- 一括投資 vs 毎月積立:同じ総額を最初にまとめて投資した場合と、12回・36回・60回に分けた場合を、開始月をずらして比較します。
3. 将来を試算する
- モンテカルロシミュレーション:過去に実際にあった月ごとの値動きを使って1,000通りを作り、将来資産の中央値と幅、元本割れした試行の割合を表示します。
- 目標金額シミュレーション:目標額と年数から、シミュレーション上の達成割合50%・75%・95%に対応する初年度の毎月積立額を逆算します。
- 取り崩しシミュレーション:運用しながら定額または定率で取り崩し、残高の幅と資産が尽きた試行の割合を確認します。
4. 候補を比較して理解する
複数のツールでそろえた共通設定
同じポートフォリオなのに、使うツールによって計算の前提が変わらないよう、2026年9月に次の設定と表示を共通化しました。
- リバランス:標準は「なし」。必要に応じて毎月・3か月ごと・半年ごと・年1回を選べます。積立は指定比率で買い、選んだ月の運用後に配分を戻します。
- 開始時と終了時の資産配分:バックテスト、最適化、資産配分、配分比率比較で確認できます。リバランスありの場合は、配分が戻る直前の比率を表示します。モンテカルロと取り崩しでは、1,000通りの平均と、中央80%(10〜90%)の範囲を表示します。
- 物価上昇:モンテカルロ、目標金額、取り崩しでは、利用者が年率を指定できます。積立額・定額取り崩し額を1年ごとに増やし、結果を「将来の額面」と「現在の価値に換算」で切り替えられます。
将来の額面は、その時点で口座に表示される金額です。現在の価値は、物価上昇を差し引き、「今のお金ならどれくらい買えるか」に置き換えた金額です。
FundLabでは機能を継続的に改善しています。新しく加わった機能と変更点は、更新履歴で日付順に確認できます。
ツールをまたいだ一気通貫分析
FundLabのツールはURLで連携しています。「資産配分シミュレーションで配分候補を出して、そのままバックテストで検証し、さらにモンテカルロで将来シナリオを試算し、最後に取り崩しで出口まで見る」という一気通貫の分析フローが可能です。
- バックテスト → ポートフォリオ最適化:同じファンドと配分でそのまま最適化ページへ遷移
- ポートフォリオ最適化 → モンテカルロ:配分候補をそのままモンテカルロで将来シナリオを試算
- 資産配分シミュレーション → バックテスト・モンテカルロ:配分候補を渡して検証
- モンテカルロ → 取り崩し:積み立てた資産を取り崩すフェーズへ引き継ぎ
各ページの「バックテストで試す」「モンテカルロで試す」「最適化する」などのボタンから、ファンド・配分・投資条件を引き継いで別ツールへ移動できます。積立(入口)から取り崩し(出口)まで、同じ条件で通して検証できるのがFundLabの強みです。
よくある質問(Q&A)
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