FundLabの最大の特徴:861本を実際のファンド名で選べる
FundLabの最大の特徴は、861本の投資信託を実際のファンド名で選択できる点です。他のサイトと異なり、「全世界株式」「米国株式」といったアセットクラス名だけでなく、以下のような実際に購入できるファンドを直接指定して分析できます。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- iFreeNEXT FANG+インデックス
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)…など合計861本
eMAXIS Slim・eMAXIS・楽天・SBI・iFreeNEXT・たわらノーロード・ニッセイなどNISA対応の主要ブランドを全シリーズ収録し、ゴールド・国内外REIT・一部のアクティブファンドにも対応しています。株式・債券・ゴールド・REITと複数のアセットクラスをまたいだ比較・最適化が可能で、「自分が実際に持っているファンドで検証したい」というニーズに直接応えられます。
NISAで「何に投資すればいいか」迷っている人へ
「新NISAを始めたいけれど、オルカン・S&P500・NASDAQ100・バランス型…結局どれを買えばいいの?」——これは多くの人がぶつかる悩みです。FundLabは特定のファンドを「おすすめ」することはしません。代わりに、候補を過去データで横並びに比べて、自分で納得して選ぶための材料を提供します。
たとえば、こんな使い方ができます。
- 気になるファンドをバックテストで並べ、過去のリターン・リスク・最大下落率・シャープレシオをそろった条件で比較する
- 投資信託ランキングでシャープレシオやリターン順に全体を見渡し、候補をしぼる
- ポートフォリオ最適化で「この組み合わせなら何対何が効率的か」を計算する
- モンテカルロで「月3万円を10年積み立てたら将来いくらか」を確率で見る
大事なのは、過去の実績が将来を保証しないという前提のうえで、値動きの大きさや下落の深さを「買う前に」知っておくことです。下落局面でどれだけ含み損を抱えうるかを把握しておけば、自分が落ち着いて続けられるリスクの範囲が見えてきます。FundLabは「答え」ではなく「判断材料」を出すツールです。最終的な投資判断はご自身で行ってください。
Portfolio Visualizer(ポートフォリオビジュアライザー)の日本語版を探している人へ
海外の資産分析ツール「Portfolio Visualizer」を使ってみたいけれど、対象が米国のETF・投資信託中心で、米ドル建て・英語表示のため日本の投資信託では使いづらい——そう感じている方は少なくありません。Portfolio Visualizer自体に公式の日本語版はありませんが、FundLabは日本の投資信託に対応した代替ツールとして使えます。
FundLabは、日本で実際に購入できるNISA対応の投資信託を実際のファンド名で選び、すべて円建てで、バックテスト・ポートフォリオ最適化(現代ポートフォリオ理論・効率的フロンティア)・モンテカルロ・相関マトリクスなどを無料で実行できます。Portfolio Visualizerとの対応関係や、日本のファンドで同等の分析を行う手順は、『日本の投資信託をPortfolio Visualizerのように分析する方法』で詳しく解説しています。
円建てシミュレーションとは
FundLabのすべての計算は、投資信託の基準価額(円)をそのまま使用しています。そのため、為替換算が不要です。
たとえば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は世界中の株式に投資しますが、基準価額は円建てで発表されます。FundLabはこの基準価額を直接使って計算するため、日本の投資家が実際に得るリターンをそのまま確認できます。
| 方式 | 計算方法 | 日本の投資家にとって |
|---|---|---|
| ドル建て計算 | 米ドルの価格変動のみを反映 | 為替の影響が含まれない |
| 円建て計算(FundLab) | 基準価額(円)の変動をそのまま反映 | 実際のリターンを正確に確認できる |
「円建てでアセットアロケーションを検証したい」「円建てで現代ポートフォリオ理論の計算をしたい」という場合、FundLabで実現できます。
9つの分析ツール
FundLabは以下の9つのツールを提供しています(2026年6月時点)。当初の5機能から、取り崩しシミュレーション・投資信託ランキング・世界の主要指数チャート・ローリングリターン分析が加わり、バックテストには分析強化パックが追加されました。
ツール①:バックテスト
バックテストでは、選択したファンドの過去の運用実績を円建てでグラフ表示します。単体のファンドだけでなく、複数のファンドを任意の比率で組み合わせたポートフォリオの検証も可能です。
確認できる指標:累積リターン・年率リターン(CAGR)・リスク(標準偏差)・シャープレシオ・最大ドローダウン・資産推移グラフ・年次リターン棒グラフ。さらに後述の分析強化パック(水中チャート・年次リターン表・ベンチマーク対比のキャプチャレシオ等)にも対応しています。
ツール②:ポートフォリオ最適化(現代ポートフォリオ理論・効率的フロンティア)
ポートフォリオ最適化では、現代ポートフォリオ理論(MPT: Modern Portfolio Theory)に基づき、選択したファンドの組み合わせから過去データ上でシャープレシオが最大となった配分候補を自動計算します。
さらに、効率的フロンティアのチャートを表示します。効率的フロンティアとは、リスク(横軸)とリターン(縦軸)の空間において、「同じリスク水準でリターン候補を比較する配分の集合」を示す曲線です。各ファンドの位置・最大シャープレシオ点・あなたの配分・均等配分がひとつのチャートで確認できます。
1952年にハリー・マーコウィッツが提唱した理論。複数の資産を組み合わせることで、同じリターンをより低いリスクで実現できる(分散投資の効果)ことを数学的に示しました。FundLabでは、この理論に基づいて過去データ上でシャープレシオが最大となった配分候補を円建てで計算できます。
ツール③:モンテカルロシミュレーション
モンテカルロシミュレーションでは、過去の月次リターンの分布から乱数を使って1,000通りの将来シナリオを試算します。「10年後に資産が目標額に到達する確率」や「元本割れになる確率」を確認できます。
表示するシナリオ:中央値(50%)・楽観的(75%・95%)・悲観的(25%・5%)の計5ライン
ツール④:取り崩しシミュレーション
取り崩しシミュレーションでは、積み立てた資産を取り崩していく「出口」のフェーズを試算します。定額(毎月一定額)・定率(残高の年率%を月割り)の2方式に対応し、残高の信頼区間(5%〜95%)と「資産が尽きた試行の割合(=資産寿命)」、その累積推移チャートを表示します。取り崩し期間は1〜20年。退職後の資金計画の目安づくりに使えます(税金・手数料は考慮しない試算)。
ツール⑤:資産配分シミュレーション(アセットアロケーション分析)
資産配分シミュレーションでは、アセットクラスを選ぶだけで、過去データに基づく配分候補を自動計算します。個別のファンド名を知らなくても使える入門向けツールです。
「全世界株式・先進国債券・ゴールドを組み合わせた場合の配分候補は?」「株・債券・ゴールド・REITの4資産でアセットアロケーションを検証したい」といったアセットアロケーション分析に対応しています。選択したアセットクラスに対応する代表ファンド(eMAXIS Slim等)が自動的にマッピングされ、円建てで計算されます。
ツール⑥:相関マトリクス
相関マトリクスでは、2〜8本のファンドを選択すると、月次リターンの相関係数をN×Nのヒートマップで表示します。相関係数が低い(または負の)組み合わせほど、過去データ上では値動きの違いを確認しやすくなります。
ツール⑦:投資信託ランキング
投資信託ランキングでは、シャープレシオ・CAGR(年率リターン)・最大ドローダウン・ボラティリティといった指標でファンドを機械的に並び替えできます。3年・5年のプリセット(3年748本・5年639本※月次データが揃うファンドのみ)とカテゴリフィルタに対応。数値に基づく順位付けであり、特定ファンドの推奨ではありません。
ツール⑧:世界の主要指数
世界の主要指数では、S&P500・NASDAQ100・FANG+・オルカン(MSCI ACWI)・先進国株式・新興国株式・日経平均・TOPIX・ゴールド・ドル円・各国国債など主要20指数のチャートを一覧表示します。USD建て・円建ての切り替え、1週〜10年の期間選択に対応。投資信託のバックテストと組み合わせて、指数の動きを確認するのに使えます。
ツール⑨:ローリングリターン分析
ローリングリターン分析では、開始月を1ヶ月ずつずらしたすべての保有期間(1年・2年・3年)の年率リターンを計算し、最高・中央値・最悪の幅と、プラスになった割合を複数ファンド横並びで表示します。「いつ買ったか(タイミング)による結果のばらつきは、保有期間を延ばすほど縮む」という長期投資の基本を、実データで確認できます。共通のデータ期間が概ね5〜5.5年のため、保有期間は1〜3年に対応しています。
バックテストの分析強化:水中チャート・キャプチャレシオ(2026年追加)
2026年、バックテストに「ポートフォリオの性格」をより深く読み解くための機能が加わりました。ベンチマーク(基準となる指数)を選ぶと、以下が自動で表示されます。
- 水中チャート(アンダーウォーター・チャート):各月で「直前の高値からどれだけ下がっているか」を時系列で描く図。0%が高値で、潜るほど含み損が深く、最も深い点が最大ドローダウンです。ベンチマークと重ねて、どの局面でどちらが深く・長く潜ったかを比較できます。
- 年次リターン表:各年のポートフォリオとベンチマークのリターンを表で対比。
- ベンチマーク対比(キャプチャレシオ等):上昇キャプチャ・下落キャプチャ・ベータ・アルファ・相関・トラッキングエラーの6指標。上げ相場でベンチの何%を取れ、下げ相場で何%被ったかを数値で確認できます。
これらの指標の意味と読み方は、『キャプチャレシオとは?上昇・下落キャプチャの意味と見方を実データで解説』でくわしく解説しています。「攻め型」「守り型」のポートフォリオの違いを、実測データで読み解けます。
ツールをまたいだ一気通貫分析
FundLabのツールはURLで連携しています。「資産配分シミュレーションで配分候補を出して、そのままバックテストで検証し、さらにモンテカルロで将来シナリオを試算し、最後に取り崩しで出口まで見る」という一気通貫の分析フローが可能です。
- バックテスト → ポートフォリオ最適化:同じファンドと配分でそのまま最適化ページへ遷移
- ポートフォリオ最適化 → モンテカルロ:配分候補をそのままモンテカルロで将来シナリオを試算
- 資産配分シミュレーション → バックテスト・モンテカルロ:配分候補を渡して検証
- モンテカルロ → 取り崩し:積み立てた資産を取り崩すフェーズへ引き継ぎ
各ページの「バックテストで試す」「モンテカルロで試す」「最適化する」などのボタンから、ファンド・配分・投資条件を引き継いで別ツールへ移動できます。積立(入口)から取り崩し(出口)まで、同じ条件で通して検証できるのがFundLabの強みです。
よくある質問(Q&A)
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