Portfolio Visualizerとは
Portfolio Visualizerは、米国の証券を中心に扱うポートフォリオ分析サービスです。過去の値動きを確かめるバックテスト、複数の将来を試すモンテカルロ、配分候補を考える効率的フロンティアなど、幅広い分析機能があります。
一方、日本の投資家が実際に保有する投資信託を調べる場合は、銘柄名・通貨・画面の言語が合わず、そのままでは使いにくいことがあります。
日本の投資信託を分析するときの違い
FundLabは、Portfolio Visualizerを日本語化した公式サービスではありません。得意な対象が違います。
| 項目 | Portfolio Visualizer | FundLab |
|---|---|---|
| 対応ファンド | 米国の証券が中心 | 日本の投資信託800本超 |
| 計算通貨 | 米ドルが中心 | 投資信託の基準価額を使った円建て |
| 言語 | 英語 | 日本語 |
| 向いている用途 | 米国のETF・株式・高度な分析 | 日本で買える投資信託の比較・試算 |
米国の証券を深く分析したいならPortfolio Visualizer、日本の投資信託を実名・円建てで試したいならFundLab、という使い分けが分かりやすいでしょう。
Fund Labで同様の分析が日本語・円建てでできる
Fund Labは、日本の投資信託に特化した無料の分析ツールです。eMAXIS Slim・たわらノーロード・楽天シリーズ・SBIシリーズ・iFreeNEXTシリーズなど、NISAでよく使われる代表的なファンドを含む800本超(2026年9月時点)のデータを収録しています。
すべての計算は日本円建てで行われ、日本語インターフェースで操作できます。会員登録は不要で、ブラウザからすぐに使い始められます。
やりたいこと別の機能対応
名前を一つずつ覚える必要はありません。やりたいことから対応する画面を選べます。
| やりたいこと | Portfolio Visualizer | FundLab |
|---|---|---|
| 過去の運用を確かめる | Backtest Portfolio | バックテスト(積立・一括、円建て) |
| リバランスを変えて比べる | なし・毎月・3か月・半年・年1回など | なし・毎月・3か月・半年・年1回。配分を戻す場合は、最後に戻す直前の比率も表示 |
| 配分候補を考える | Efficient Frontier | ポートフォリオ最適化/資産配分 |
| 将来資産の幅を見る | Monte Carlo Simulation | モンテカルロ(1,000通り) |
| 物価上昇を考える | 物価の上昇を入出金や結果表示に反映 | 利用者が毎年同じ上昇率を指定。積立・定額取り崩しを毎年増額し、「将来の額面/現在の価値」を切替 |
| 目標から積立額を考える | Financial Goals | 目標金額シミュレーション(初年度月額を逆算) |
| 退職後の取り崩しを試す | Withdrawal Modeling | 取り崩しシミュレーション(定額・定率) |
| 似た値動きを調べる | Correlation Analysis | 相関マトリクス |
| 候補を探して比べる | Fund Screening、Rolling Returns | ランキング/ファンド比較/ローリングリターン |
※ 二つのサービスは同じ製品ではなく、計算方法や対象データも完全には一致しません。市場全体・企業規模・価値株などの要因に分ける「ファクター分析」を含め、より高度な分析はPortfolio Visualizerが充実しています。FundLabは日本の投資信託を実名・円建てで扱いやすくすることに重点を置いています。
FundLabでの使い方
すべてのツールを使う必要はありません。迷ったら、次の順番で必要なものだけ使うと考えやすくなります。
① 候補を探して比べる
投資信託ランキングで候補を探し、ファンド比較で値動きや指標の違いを比べます。ランキングは将来の順位を予想するものではなく、調べる候補を絞る入口として使います。
② 組み合わせと配分を考える
資産配分シミュレーションは株式・債券・ゴールドなどから大きな配分を考えるときに、ポートフォリオ最適化は個別ファンドの組み合わせを試すときに使えます。2つの候補なら配分比率一括比較で100:0から0:100までをまとめて比較できます。
③ 過去の値動きで確かめる
バックテストでは、開始時に指定した比率で購入し、リバランスを「なし・毎月・3か月・半年・年1回」から選べます。リバランスなしなら値上がりした資産の割合が自然に増えるため、開始時と終了時の配分もあわせて表示します。
積立シミュレーション、一括投資と積立投資の比較、ローリングリターンを使うと、積立方法や始める時期、保有期間による結果の違いも確認できます。
④ 将来の幅を試す
モンテカルロは1,000通りの将来を試算し、目標金額シミュレーションは目標に必要な積立額を逆算します。退職後など、使いながら運用する場合は取り崩しシミュレーションを利用できます。
この3ツールでは、利用者が毎年同じ物価上昇率を指定できます。結果は将来受け取る金額である「将来の額面」を主に表示し、今のお金の感覚に直した「現在の価値」へ切り替えられます。物価対応をオンにすると、積立額や取り崩し額も「初年度の金額」から毎年増えます。
FundLabを無料で試す
会員登録不要。まずは候補を比較するか、手元の組み合わせをバックテストできます。
対応ファンド・データについて
Fund Labは、NISA(成長投資枠またはつみたて投資枠)対応を中心に、800本を超える日本の投資信託を収録しています。主なカテゴリは以下のとおりです。
よくある質問
Q. Portfolio Visualizer(ポートフォリオビジュアライザー)の日本語版はありますか?
Portfolio Visualizer自体に公式の日本語版はありません。FundLabも公式版ではありませんが、日本の投資信託を組み合わせ、バックテスト、最適化、モンテカルロ、相関などを日本語・円建てで確認できる無料ツールです。
Q. FundLabはPortfolio Visualizerと比較してどのような機能を持っていますか?
FundLabは800本を超える日本の投資信託を対象に、過去の値動きの確認、資産配分、将来シミュレーション、ランキングなどを日本語・円建てで提供しています。リバランスはなし・毎月・3か月・半年・年1回から選べ、モンテカルロ・目標金額・取り崩しでは、利用者が指定した毎年同じ物価上昇率で金額を増やし、将来の額面と現在の価値を見比べられます。Portfolio Visualizerの方が高度な分析は多く、FundLabは日本の投資信託を扱いやすくすることに重点を置いています。
Q. NISAの投資信託をバックテストできる無料ツールはありますか?
Fund Lab(fundlab.jp)が無料で利用できます。NISAでよく使われる代表的な投資信託を含む800本超をカバーしています。積立投資と一括投資の両方に対応し、長期の伸び、値動きの大きさ、下落幅などを確認できます。会員登録不要で、すぐに使い始められます。
Q. Fund Labは完全に無料ですか?
はい、14のツールを無料で利用できます。会員登録も不要で、ブラウザからすぐに使い始められます。
※ 本記事で紹介しているバックテスト・シミュレーション結果はいずれも過去の基準価額データに基づく試算であり、将来の運用成果を示すものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。信託報酬等のスペックは各運用会社の最新目論見書でご確認ください。本記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。