高リスク・高リターン志向の人向けポートフォリオ バックテスト比較【FANG+・NASDAQ100・S&P500】

「リターンを最大化したい。ボラティリティは許容する」——そう考えるなら、FANG+やNASDAQ100を中心とした高リスクポートフォリオが選択肢になります。

ただし高リターンには高い最大ドローダウンが伴います。このページでは3つの高リスクパターン(⑥〜⑧)を実際の過去バックテストデータで比較し、数字で「どのくらいのリスクを取るとどのくらいのリターンが得られたか(過去データ)」を示します。

安全志向・中リスクのパターン①〜⑤は、安全志向編中リスク編【まとめ】全8パターン比較で解説しています。

⚠️ 免責事項
本記事は2026年7月24日時点のデータに基づくスナップショットです(計測期間: 2020年8月〜2025年11月、全パターン共通)。初期投資100万円+月5万円積立で比較しました。過去のデータに基づく参考情報であり、将来の運用成果を保証するものではありません。最大ドローダウンは積立を含む資産評価額の推移に対する高値からの下落率です。

高リスクポートフォリオを検討する前に

重要:このページで紹介するポートフォリオは高いリターンを示していますが、いずれも2020年以降の強い上昇相場が含まれたデータです。将来も同様のリターンが続く保証はありません。最大ドローダウン(一時的な最大下落幅)も明示しますので、「この下落幅でも投資を続けられるか」を必ず確認してください。

パターン⑥:高リスク分散(S&P500 40%・FANG+ 40%・ゴールド20%)

S&P500とFANG+を同比率で組み合わせ、ゴールド20%を加えたポートフォリオの過去データです。FANG+は非常に集中度の高い指数ですが、S&P500との組み合わせで単純なFANG+集中投資よりリスクを下げている構成です(FANG+の詳細は下部「よくある質問」をご覧ください)。

S&P500 40%+FANG+ 40%+ゴールド20% バックテスト結果

FundLabで実際に試してみる → fundlab.jp/backtest

指標S&P500 40%+FANG+ 40%+ゴールド20%
年率リターン(CAGR)27.59%
ボラティリティ16.59%
最大ドローダウン9.83%
シャープレシオ1.56

※FundLabのバックテスト結果。計測期間: 2020年8月〜2025年11月。初期投資100万円+月5万円積立。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)+ iFreeNEXT FANG+インデックス + iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)。最大ドローダウンは積立を含む資産評価額ベース。

この期間のCAGRは27.59%、最大ドローダウンは9.83%、シャープレシオは1.56でした。シャープレシオは3パターン中で最も高い一方、オールカントリー参考値の最大ドローダウン9.28%より下落幅は大きい結果です。将来も同じ関係が続くとは限りません。

パターン⑦:高リスクシンプル(NASDAQ100 80%・ゴールド20%)

NASDAQ100を中心に、ゴールド20%で分散効果を加えたポートフォリオの過去データです。NASDAQ100はApple・Microsoft・Nvidia・Amazon・Metaなど100銘柄以上で構成されるため、FANG+より分散が効いています。

NASDAQ100 80%+ゴールド20% バックテスト結果

FundLabで実際に試してみる → fundlab.jp/backtest

指標NASDAQ100 80%+ゴールド20%
年率リターン(CAGR)24.48%
ボラティリティ17.06%
最大ドローダウン9.86%
シャープレシオ1.37

※FundLabのバックテスト結果。計測期間: 2020年8月〜2025年11月。初期投資100万円+月5万円積立。iFreeNEXT NASDAQ100インデックス + iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)。最大ドローダウンは積立を含む資産評価額ベース。

NASDAQ100 80%+ゴールド20%はCAGR24.48%、ボラティリティ17.06%、最大ドローダウン9.86%でした。パターン⑥と比べてCAGRとシャープレシオは低く、ボラティリティと最大ドローダウンはわずかに大きい結果です。

パターン⑧:超高リスク(FANG+ 80%・ゴールド20%)

FANG+を80%と高比率で組み入れた、最も集中度の高いパターンの過去データです。過去のテクノロジーブームが追い風となり、突出したリターンを記録しています。

FANG+ 80%+ゴールド20% バックテスト結果

FundLabで実際に試してみる → fundlab.jp/backtest

指標FANG+ 80%+ゴールド20%
年率リターン(CAGR)30.72%
ボラティリティ21.85%
最大ドローダウン13.19%
シャープレシオ1.34

※FundLabのバックテスト結果。計測期間: 2020年8月〜2025年11月。初期投資100万円+月5万円積立。iFreeNEXT FANG+インデックス + iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)。最大ドローダウンは積立を含む資産評価額ベース。

CAGR30.72%という数値の一方で、ボラティリティは21.85%、最大ドローダウンは13.19%でした。シャープレシオ1.34はパターン⑥の1.56より低く、リターンとリスクの両方が大きい結果です。

テスト期間について:FANG+インデックスは比較的歴史が浅いファンドです。2020年以降はテクノロジーセクターが強い上昇相場だったため、このリターンが今後も続くとは限りません。FundLabのモンテカルロシミュレーションで将来シナリオを試すことも検討してください。

高リスク3パターンの比較まとめ

ポートフォリオCAGR最大DDシャープ特徴
⑥S&P500 40%+FANG+ 40%+金20%27.59%9.83%1.56米国株80%+金20%
⑦NASDAQ100 80%+金20%24.48%9.86%1.37NASDAQ100中心
⑧FANG+ 80%+金20%30.72%13.19%1.34FANG+中心
FANG+ 100%単独(参考)31.96%17.40%1.19ゴールドなし比較用
オールカントリー(参考)21.36%9.28%1.46全世界株式100%

この期間は、パターン⑥のシャープレシオが1.56で3パターン中最大でした。パターン⑧はCAGR30.72%で最大ですが、ボラティリティ21.85%・最大ドローダウン13.19%も3パターン中最大です。指標ごとに結果が異なり、過去の一期間だけで将来の優劣は決まりません。

※計測期間: 2020年8月〜2025年11月(全行共通)。初期投資100万円+月5万円積立。最大ドローダウンは積立を含む資産評価額の推移に対する高値からの下落率です。

※同じ期間のFANG+ 100%単独とパターン⑧を比べると、ゴールド20%を含むパターン⑧はCAGR31.96%→30.72%、最大ドローダウン17.40%→13.19%、ボラティリティ26.38%→21.85%という結果でした。

FundLabのバックテストで利用できる主なファンド

資産クラスファンド名信託報酬
米国株式(S&P500)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.08140%
NASDAQ100iFreeNEXT NASDAQ100インデックス0.2035%
FANG+iFreeNEXT FANG+インデックス0.7755%
ゴールドiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)0.5085%

※信託報酬は2026年2月時点の情報です。最新情報は各運用会社のサイトでご確認ください。iFreeNEXT FANG+インデックスはNISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方が対象です(2026年7月時点)。

FundLabで高リスクポートフォリオを試してみる

このページで紹介したファンドと比率は、FundLabのバックテストで指定・変更できます。ツールは選択ファンドの利用可能な最新共通月まで自動計算するため、2020年8月〜2025年11月に固定した本記事の結果と異なる場合があります。FANG+・NASDAQ100・ゴールドの比率を変えた比較や、モンテカルロシミュレーションによるシナリオ確認も可能です。

よくある質問

FANG+インデックスとは何ですか?

FANG+インデックスは、米国の主要テクノロジー・テック関連企業10銘柄で構成される等金額加重指数です。現行メソドロジーではMeta・Apple・Amazon・Netflix・Microsoft・Alphabetの6銘柄を基礎に、残り4銘柄をルールに基づき四半期ごとに見直します。日本では「iFreeNEXT FANG+インデックス」などのファンドで投資できます。

FANG+はNISA口座で購入できますか?

iFreeNEXT FANG+インデックスはNISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方が対象です(2026年7月時点)。ボラティリティも非常に高く、10銘柄への集中投資という特性上、ポートフォリオ全体のリスクに大きく影響します。

NASDAQ100とFANG+はどちらがリスクが高いですか?

2020年8月〜2025年11月の過去データでは、NASDAQ100 80%+ゴールド20%のボラティリティ17.06%・最大ドローダウン9.86%に対し、FANG+ 80%+ゴールド20%は21.85%・13.19%でした。この同一期間ではFANG+を含む構成の方が両指標とも大きい結果でした。過去の結果は将来を保証しません。

ゴールドを加えると高リスクポートフォリオのリターンは下がりますか?

2020年8月〜2025年11月の過去データでは、FANG+ 100%のCAGR31.96%・最大ドローダウン17.40%に対し、FANG+ 80%+ゴールド20%は30.72%・13.19%でした。この期間はリターンと下落幅の両方が小さくなりましたが、期間が変われば結果も変動します。

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