NASDAQ100にゴールドを何割混ぜる?月3万円・7配分のバックテスト

NASDAQ100の大きな値動きを、ゴールドを混ぜることで抑えられたのでしょうか。今回の期間では、NASDAQ100だけの最大下落率は23.20%、ゴールドを30%混ぜた70:30では14.53%に縮まりました。毎月3万円を積み立てた最終評価額も約359.5万円から約400.3万円へ増えています。ただし、この期間はゴールドの上昇が強かった結果を含みます。比率別の数字に加えて、株式の上昇を取り逃がした年や、ゴールド自体の下落も確認します。

この記事は過去の特定期間を比べたもので、将来の運用成果や最適配分を示すものではありません。数値は2026年10月15日時点の集計、対象期間は2020年8月〜2026年3月です。

3つの配分を同じ条件で比べる

初期投資0円・毎月3万円・リバランスなし・開始2020年8月を引き継ぎます。AはNASDAQ100100%、Bは70:30、Cはゴールド100%です。終了月は利用可能な共通データの最新月になり、更新後は記事の数値と異なる場合があります。

入力内容を確認して計算ボタンを押すと、注意事項の確認後に結果が表示されます。無料・会員登録不要です。

同じ期間・同じ積立額で7つの配分を比較

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスとiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)を使用しました。以下の比率はNASDAQ100:ゴールドの順です。

期間は2020年8月〜2026年3月。初期投資は0円、毎月3万円を67回積み立て、総投資額は2,010,000円です。毎月の積立を指定比率で買い、既存の保有分を売って比率を戻すリバランスは行っていません。そのため、運用中の資産全体の比率は値動きで変わります。

同じ67回の積立で比較した結果(2020年8月〜2026年3月)
NASDAQ100:ゴールド最終評価額年率リターン値動きの大きさ最大下落率
100:03,594,744円21.21%20.00%-23.20%
90:103,730,894円21.69%18.45%-19.98%
80:203,867,043円22.12%17.10%-16.73%
70:304,003,193円22.50%16.00%-14.53%
60:404,139,343円22.84%15.20%-12.32%
50:504,275,492円23.14%14.72%-10.73%
0:1004,956,241円24.02%17.50%-12.80%

年率リターンと値動きの大きさ、最大下落率は、積立による入金の影響を除いた運用成績で計算しています。年率リターンは毎年この率で増えたという意味ではなく、積立元本に対する利益率とも異なります。

最大下落率の比較(高値からの下げ幅)
100:0
-23.20%
70:30
-14.53%
50:50
-10.73%
0:100
-12.80%

横棒の目盛りは共通で、右端が30%の下落です。月末の値で測定しているため、日中の下落は含みません。

気になる配分を、そのまま計算画面へ

各リンクでは選んだ配分をA、NASDAQ100100%をBに設定します。初期投資・積立額・開始月も上記の条件を引き継ぎます。2配分は同じ終了月で比較します。

相関は0.19。ただし「いつも逆に動く」わけではない

今回使うのは、NASDAQ100指数(円ベース)への連動を目指す投資信託と、金価格の値動きを取り込む為替ヘッジなしの投資信託です。どちらも円で見た実績を使います。投資対象やリスクは、NASDAQ100の公式商品情報とゴールドの公式商品情報で確認できます。

2本の月次リターンの相関は0.19でした。相関は1に近いほど同じ方向に動きやすく、0に近いほど連動が弱かったことを示します。0.19はマイナスではないので、「NASDAQ100が下がれば必ず金が上がる」という意味ではありません。為替の動きも円建ての結果に影響します。

70:30では下落が浅くなり、回復も早かった

NASDAQ100だけの最大下落は、2021年12月の高値から2022年12月までの23.20%。以前の高値を回復したのは2023年5月で、高値から回復まで17か月かかりました。

70:30で最も大きな下落は、2022年3月の高値から2022年12月までの14.53%。2023年4月に回復し、高値から回復まで13か月でした。組み合わせによって高値の月も変わるため、同じ始点からの比較ではありませんが、保有中に経験する大きな下落がどう変わったかを確認できます。

上昇が強い年は、ゴールドを混ぜると伸びが小さくなることも

2022年のリターンはNASDAQ100が-23.20%、ゴールドが+15.24%、70:30が-13.18%でした。この年はゴールドが下落を和らげています。一方、2023年はNASDAQ100が+65.32%、ゴールドが+20.69%、70:30が+50.20%。NASDAQ100だけの上昇には届きませんでした。

今回の全期間では、ゴールドを増やすほど最終評価額が増えています。特に2025年のゴールドの+62.18%という大きな上昇が含まれるためです。この結果から、次の期間もゴールドを増やすほど有利だとは言えません。

ゴールドだけにも12.80%の下落があった

50:50では値動きの大きさが14.72%と、NASDAQ100だけの20.00%、ゴールドだけの17.50%の両方より小さくなりました。しかし、ゴールド単体の最大下落率も12.80%あります。2026年1月の高値から3月にかけて下落し、今回の集計終了時点では高値に戻っていません。

低い相関には分散の効果が見られても、損失がなくなるわけではありません。まずNASDAQ100だけ、70:30、ゴールドだけの3配分を比較し、次に80:20や50:50に変えて、下落率と評価額の変化を確かめてください。途中で比率を元に戻したい場合は、ツール側のリバランス頻度も変更できます。この記事の表はリバランスなしの結果です。

自分の条件で確認する手順

  1. 下の比較ボタンからバックテストを開き、初期投資・積立額・開始月とA/B/Cの配分を確認します。
  2. 計算を実行し、評価額だけでなく最大ドローダウンと下落局面一覧を見ます。
  3. 開始月や配分を変えて再計算し、特定の期間に結論が偏っていないか確かめます。

3つの配分を同じ条件で比べる

初期投資0円・毎月3万円・リバランスなし・開始2020年8月を引き継ぎます。AはNASDAQ100100%、Bは70:30、Cはゴールド100%です。終了月は利用可能な共通データの最新月になり、更新後は記事の数値と異なる場合があります。

入力内容を確認して計算ボタンを押すと、注意事項の確認後に結果が表示されます。無料・会員登録不要です。

よくある質問

NASDAQ100とゴールドの最適な比率は70:30ですか?
70:30は違いを確認するための一例で、最適配分の提案ではありません。今回の期間では最大下落率が23.20%から14.53%へ縮まりましたが、集計期間やリバランス頻度が変われば結果も変わります。
ゴールドを混ぜればNASDAQ100の下落を必ず防げますか?
防げるとは限りません。相関0.19は今回の期間全体の連動の弱さを表すだけで、毎月逆に動くことを保証しません。70:30でも最大14.53%下落し、ゴールド単体にも12.80%の下落がありました。

計算方法と読み方の注意

各ファンドの公表データを用いたFundLab独自集計です。全配分で両ファンドの共通期間を使用し、相関係数は2020年9月〜2026年3月の月次リターンから算出しました。上の表とリンク先のバックテスト比較は同じ計算処理を使っています。

基準価額に反映済みの運用費用は含まれますが、購入・売却時の手数料や税金は別途計算していません。月末データによる比較であり、実際の買付日や取引条件とは異なります。この約6年の結果だけで、過去のすべての暴落や将来の下落への耐性を判断することはできません。

元本や将来の利益は保証されません。特定のファンドや配分の購入を推奨する記事ではありません。

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